ジェンティルドンナ｜競馬名馬｜シンザン記念

　阪神ＪＦを除外されたジュエラーが、年明けのここに照準。栗東Ｐコースで持ち前の瞬発力をアピールした。

　ミルコを背にラインダールを２馬身追走。持ったままペースを上げ４角で外へ。直線に向いても手綱は絞られたままだったが、ラスト１Ｆを１１秒２で駆け抜け、闘志をムキ出すようにグイッとクビほど前に出た。

　「良かった。すごくいい脚」とミルコ。藤岡調教師も「もう少しビシッとやってもよかったが、併せて負荷はかかったかな。いい動きだし、馬体もふっくらと大きくなった」と動きには納得だ。

　半姉に夕刊フジ賞オーシャンＳなど重賞を４勝したワンカラットがいる良血で、牡馬相手でもトレーナーは自信。「直前だけ動いた初戦があの内容（直線一気で２馬身半差Ｖ）。中山のキャラじゃないから牡馬相手でも京都外回りへ。先々は距離を延ばしたいがマイルもいい。前残りの懸念はあるが、それでもいい競馬になると思う」と語気を強めた。

（夕刊フジ）