スプリンターズSを活躍した名馬|ヒシアケボノ
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【G1ドキュメント=27日】栗東出張中の高木は朝から息が上がっていた。ミッキーアイルの話を聞くため、自転車をこぐ音無師の“半馬身”後ろを追走取材。「最終追いが終わらんと話すことないで」と関東の若駒を突き放しつつ、振り切ることはない絶妙なペースで先導してくれた。
高松宮記念(2着)から直行するアイルには嫌なデータがある。過去10年のスプリンターズSは休養明けの馬が大不振。3着以内の30頭中27頭は8、9月を使われていた。師は「もちろんセントウルS(9月)も考えた。だけど、輸送もあるしテンションが上がらない方がいいとみんなで判断した」と説明。逃げ切った2走前・阪急杯を含め2カ月以上の休み明けは3勝。同馬を知り尽くした陣営の判断ならきっと正しい。
今年は逃げ馬にも注目が集まる。近年、ハナ争いを演じ続けたハクサンムーンが引退し、最大の強敵ビッグアーサーは前走で意外な逃げを見せている。同師に作戦を尋ねると「それはイチイチ明かさんやろ。でも、ジョッキー(松山)はハナ行くつもりで乗るんじゃないか」と不敵な笑みを浮かべていた。
ピリッと気合を注入するため、28日は強めの負荷をかける予定。「明日(28日)、強くやるためにここまでの2本は緩い内容。先週はブラックスピネルに遅れたが、それで人気が落ちるならおいしいで」と師。最後に、どんな最終追いなら態勢が整ったと見ていいか?と尋ねると「時計やな。(坂路4Fを)51秒台のペースで、しまいが12秒台ならいい」。息も絶え絶え、併せ馬のゴールの厩舎に到着。高木は「また明日~」と去っていく師の背中で「51秒、12秒…」とつぶやくのがやっとだった。
ヒシアケボノ
父ーWoodman、母父ーSeattle Slew
ヒシアケボノ重賞勝利
1995年 スワンS・スプリンターズ
考えてみればこれだけなのか重賞勝利。まあ・・・ダイエットできなかった馬ですからね。
一番印象深いのはこれ。
当日マイナス10キロ減で12番人気3着
3連系馬券があればって思う。
安田記念ー1996年
12番人気3着