ネオユニヴァース|日本ダービー(東京優駿)
日本ダービー(東京優駿)関連ニュース
25日に行われた日本ダービーの追い切りで、皐月賞馬ディーマジェスティは、美浦のWコースで圧巻の動きで併走馬に楽々と先着した。サンケイスポーツ調教評価で最上級の『S』を獲得。2冠奪取へ態勢を整えた。栗東ではマカヒキが坂路で絶好の気配を見せつけた。
あっという間に先行馬を捕らえ、突き放す姿はまるで皐月賞を見ているようだった。世代の頂点に向けて、皐月賞馬ディーマジェスティが豪快な走りを披露。2冠達成へ視界は良好だ。
「これだけやれるのはいいことだね。順調に来ている」
手綱を取った蛯名騎手が、満足げな表情で振り返った。
快晴の美浦トレセンは午前7時すぎに主役の登場でにわかに、熱気を増す。中間に疲れが出た時期もあったが、馬上で笑みを浮かべるジョッキーは、すでに状態のよさを感じているようだ。
Wコースに入り、先行するシャラク(1000万下)が前半から飛ばしていくと、5馬身ほど後ろを悠々と追走。3~4コーナーで内に進路を取って直線へ。鞍上のゴーサインに、馬体を併せる間もなく一気に2馬身突き放してフィニッシュ。
6ハロン80秒5はこの日のWコースの一番時計で、ラスト3ハロン35秒1(1ハロン12秒4)もめったにお目にかかれない好時計。1冠を制した瞬発力に、見ている誰もが感嘆するほどだった。
「前走後の回復も早くて順調。長めに追いかけてラストで行ってくれ、とジョッキーには伝えた。一番重要なのはやりすぎないこと。あくまでもダービーにピークを持っていきたいと思っていたし、いい調教ができました」
見届けた二ノ宮調教師も、思い描いたとおりの内容に笑みを浮かべた。生まれたときから見て、「自分の子供のよう」と話す調教師は「マイルか、少し延びたぐらいの馬と思っていたが、距離がもつのは心肺機能の高さ。いい意味で予想を裏切られた」と、想像以上の成長に驚く。
エルコンドルパサーなど数々の名馬を育てたトレーナーも、クラシックは皐月賞が初勝利。その馬で臨む、最高の舞台。「勝つことは難しいし、重みがある。オーナー、厩舎、ジョッキーと、なんとか喜びを分かち合いたい」と悲願成就を願う。
すべての関係者の思いを乗せてディーマジェスティが、ダービー馬の称号を手に入れる。 (柴田章利)
ネオユニヴァース
父-サンデーサイレンス、母-ポインテッドパス、母父-Kris
ネオユニヴァース・・・2冠を制した名馬ですね。
ミルコ・デムーロ時代到来を予感させるレースだった。
2003年-日本ダービー(東京優駿)
1着 ネオユニヴァース Mデムーロ
2着 ゼンノロブロイ 横山典弘
3着 ザッツザプレンティ 安藤勝己
ネオユニヴァース-重賞勝利
2003年 きさらぎ賞
2003年 スプリングS
2003年 皐月賞
2003年 東京優駿
2004年 産経大阪杯
ネオユニヴァース…
やっぱり3歳時の宝塚記念が余計だったかな。