阪神競馬場では土曜メーンに阪神カップ(26日、芝1400メートル)が行われる。GI以外の重賞で、定量戦は札幌記念とこのレースしかない。1着賞金6500万円も短距離GIIとしては破格のものがある。また、関東馬が6連勝中と強いレースで、近6年はキンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクトがそれぞれ連覇を飾ってきた。今年の関東馬は分が悪そうな印象だが、どんなスターが誕生するのか、楽しみな一戦だ。
最も注目を集めるのは、今回が初の1400メートル戦となるビッグアーサー(栗東・藤岡健一厩舎、牡4歳)だろう。ここまで8戦6勝2着2回のパーフェクト連対。重賞は北九州記念、前走の京阪杯でともに2着と惜しいレースだっただけに、初タイトルへの期待がふくらむ。ただのスピード馬ではなく、ゴール前でグイグイ差してくるタイプだけに、1ハロンの距離延長も対応可能だろう。ここを勝って、来春のGI獲りへの足がかりとしたい。
昨年のマイルチャンピオンシップの覇者で、メンバー唯一のGI馬となるのがダノンシャーク(栗東・大久保龍志厩舎、牡7歳)。今年は4戦未勝利とやや精彩を欠いている。ただし、12月~2月の寒い時期に【4・1・0・1】と好成績を残している冬馬。一昨年の京都金杯で重賞初勝利へ導いたクリストフ・ルメール騎手と久々のコンビ復活で、巻き返しを狙う。
ウリウリ(栗東・藤原英昭厩舎、牝5歳)は昨年の4着馬。あれから1年で短距離馬として覚醒し、GIでも互角に戦えるレベルまで成長した。阪神では未勝利だが、同コースの芝1400メートルでは3戦すべて重賞で2、4、3着と安定。着差も0秒2以内であることから、決して苦手な条件ではないだろう。
セントウルSを勝ったアクティブミノル(栗東・北出成人厩舎、牡3歳)は、前走のスプリンターズSで2番手から競馬を進めて9着に敗れた。ハナを切る自分のスタイルに持ち込めば怖い存在だ。今回は朝日杯FS(5着)以来、武豊騎手とのコンビで挑む。
前走のキャピタルSを勝ったサンライズメジャー(栗東・浜田多実雄厩舎、牡6歳)は、阪神芝で【1・1・4・1】という安定感。GIIでも2度の2着があり、力ではヒケを取らない。
昨年の3着馬で、今年は同じ舞台の阪急杯を制しているダイワマッジョーレ(栗東・矢作芳人厩舎、牡6歳)、芝1400メートルで登録20頭中最多タイの3勝をマークしている切れ者ダンスディレクター(栗東・笹田和秀厩舎、牡5歳)、タンザナイトSを完勝して勢いに乗るテイエムタイホー(栗東・鈴木孝志厩舎、牡6歳)、折り合いがつけば末脚が生きるアルマワイオリ(栗東・西浦勝一厩舎、牡3歳)なども上位争いは可能だろう。
6連覇中の関東馬でチャンスがあるとすれば、勢いに乗るミルコ・デムーロ騎手が手綱を取るロサギガンティア(美浦・藤沢和雄厩舎、牡4歳)、1000万下、1600万下と連勝中のマイネルアウラート(美浦・高橋裕厩舎、牡4歳)か。どちらも1400メートルの前走を勝っており、東からの追い風が今年も吹くようなら侮れない。
リアルインパクト
父-ディープインパクト、母父-Meadowlake
考えてみたら2年連続勝利していますねwww
ムーアとビューイックですけど何か
やっぱり外人なのかなって思ってしまいますね。