ユニコーンSの追い切りが18日、美浦トレセンで行われた。UAEダービー3着のゴールデンバローズは、Wコースで軽快な動きを披露。ドバイ遠征の疲れを感じさせず、好調をアピールした。国内のダート3戦はすべてぶっちぎりで、能力は間違いなく重賞級。JRA新記録の12週連続勝利がかかる堀厩舎とともに、大きな注目を集める。
3月末のドバイ遠征からの帰国初戦でも、仕上がりに不安はない。UAEダービー3着のゴールデンバローズが、単走でWコース4ハロン54秒5-39秒7-12秒5をマーク。時計は目立たないが、ダイナミックなフットワークは健在。走りに対する集中力も文句なしだ。
「入国検疫、着地検査を終え、少しおいてから帰厩した。先週までで、ほぼ(体は)できているし、今週もこれくらいやれれば十分」
橋本助手が順調な調整過程を伝えた。馬体も2走前のヒヤシンスSを勝ったときより増えており、「追い切り前日で528キロ。増えていることはいいことだし、レースには(2走前と比べ)プラス6~8キロで出られれば」。遠征の疲れはなくきっちり回復している。
世界の強豪と戦ったUAEダービーは、道中でエキサイトしすぎたこともあり3着。橋本助手は「前2走のスタートがひと息だったので、いいポジションを取りに行くため、中間にスタート練習をかなりやった。そのぶん、テンションが上がってしまった」と振り返る。今回は「スタート練習をしていないぶん、掛かることはないと思う」と心配はしていない。
国内のダートでは3戦3勝ですべてぶっちぎり。特にヒヤシンスSでは3着クロスクリーガー(後に交流GII兵庫CS1着)などの好メンバーを完封。JRAのハンデキャッパーがつけた107ポンドのレーティングは、2008年のサクセスブロッケン(後のフェブラリーS優勝馬)を2ポンド上回った。この一戦以来のコンビとなる戸崎騎手も「強いし、まだ奥がある感じ。初めて馬混みでもまれて、いい勉強にもなった」と手応え十分だ。
重賞初制覇へ態勢が整ったゴールデンバローズ。12週連続勝利のJRA新記録がかかる堀厩舎にとっても心強い存在だ。 (板津雄志)
ユニコーンステークス勝ち馬
14年 レッドアルヴィス
13年 ベストウォーリア
12年 ストローハット
11年 アイアムアクトレス
10年 バーディバーディ
09年 シルクメビウス
08年 ユビキタス
07年 ロングプライド
06年 ナイキアースワーク
05年 カネヒキリ
04年 トップオブワールド
03年 ユートピア
02年 ヒミツヘイキ
01年 ナスダックパワー
00年 アグネスデジタル
99年 ゴールドティアラ
98年 ウイングアロ
97年 タイキシャトル
96年 シンコウウインディ
JRAG1勝ち馬
96年 シンコウウインディ
97年 タイキシャトル
98年 ゴールドティアラ
05年 カネヒキリ
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